アイスホッケー
アイスホッケー競技は、ルールを知らなくても見ているだけで、十分に楽しむことができて、スピード感溢れる、激しいスポーツです。
リンクにはレッドとブルーの線が引かれ、ゾーンに分けられています。レッドラインは、センターラインと両方のゴールラインの3本で、ブルーラインは、両方のゴールラインに挟まれたゾーンを3等分するように2本引かれています。
そして3等分されたゾーンは、お互いにゴールに近い方から防御、中央、攻撃のゾーンと呼んでいます。
選手は、フォワードといって主に攻撃する人で、レフトウィングとセンター、ライトウィングの3人と、守りのディフェンスがレフトとライトの2人、それにゴールキーパーの6人からなります。
また、交代する選手を含めて22人がベンチに入ることができますが、ゴールキーパーは必ず2人が必要です。
アイスホッケーのルール
アイスホッケーを見るときに、基本的なルールを知っていた方が楽しみが倍になります。少なくとも、オフサイドとアイシングは覚えておくだけで楽しくなります。
オフサイドとは、パックを持っている選手よりも先に、持っていない選手が攻撃ゾーンのブルーラインを超えた場合を言います。
このとき、試合は中断されて、ブルーラインに近いスポットでフェースオフが行われます。もしオフサイドのルールがないと、相手ゴールの前に1人がいて、他の選手がパックを取ったらすぐその選手にパスすれば、簡単に点が取れてしまいます。それでは試合が面白くなくなるのでオフサイドというルールがあるのです。
アイシングは、攻撃されている方の選手が相手の陣地に向かってパックを出し、それが誰にも触れずにゴールラインを超え、それから相手選手がパックに触れた場合です。
このときは、防御ゾーンのスポットにパックがもどされて、フェースオフされます。これは防御側に攻撃を避けようとする積極的なプレーをさせないためのルールです。
でもゴールキーパーが最初に触れた場合や、味方が相手より先にパックに触れたときなどはアイシングとはなりません。
フィギュアスケート
フィギュア競技は、6点満点で採点します。なぜ6点満点かというと、コンパルソリーという規定を左足と右足で3回ずつ、合わせて6回滑るので、その1回を1点と考えたところからきています。
そして、失敗が1回あったときは0.2点が減点されます。しかし2回以上の失敗があったときは採点がきびしくなり、採点の0.8が最高で失敗の数により減点となります。
1人でやるシングルの場合は、決められたジャンプを3つ、スピンを3つ、ステップを2つの計8種目やるショートプログラムと、自由に演技するフリーは、技術面の内容と質、それに独創性、芸術性の面からも採点されます。
次に順位のつけ方ですが、競技の種目ごとに審判員が選手に得点をつけ、それぞれの審判員の合計点の高い選手から、順位をつけ、半分以上の審判員から高い順位をもらった選手を上位とします。
そしてショートは0.5、フリーは1.0をその順位にかけて、合計点の少ない選手から総合順位を決めます。
シングルスケーティング
シングルスケーティングは1人でショートプログラム、フリーの2つの種目を滑ります。
コンパルソリーは規定といわれ、競技の種目には現在はありませんが、コンパルソリーは図形の基本はカーブで、これにターンやチェンジを組み合わせます。
静かな動きで、精神を集中して左右3回ずつ滑りますが、ちょっとしたミスも減点になりました。また、インエッジ、アウトエッジで滑り、フラットは絶対にありません。
コンパルソリーはフィギュアの減点ですから、これが上手だと、ステップなど難しいものも滑ることができます。フリーの基礎にもなっているので、選手は今でも練習します。
ショートプログラムは、あらかじめ決められたジャンプ、スピン、ステップの中から8つの種類を取り入れ、自由に選んだ音楽に合わせて2分40秒以内で滑ります。