野球の歴史

野球は1839年にニューヨークのクーパースタウンで、アブナー・ダブルディーという人によって始まりました。クーパーズタウンという土地は、現在は野球殿堂があり、夏のリゾート地として賑わっいます。。
1872(明治5)年。開成学校のアメリカ人教師ホレス・ウィルソン(英語教師)らが、母国から持参したボールとバットを用いて学生たちに野球を教えました。。
その後、武道精神や武士道といった日本の伝統的な文化と融合し、精神主義の色を強めながら『学生スポーツ』として独自の成長を遂げていきます。。
一方で、社会人を中心としたチームも結成され始めます。伝来から6年目の1878(明治11)年、アメリカ帰りの平岡煕(ひらおかひろし、職業は鉄道技師)は、わが国初のチーム「新橋アスレチック倶楽部」を結成します。このクラブに入会するには、ブルジョワ階級(ものすごい金持ち)でないと入れませんでした。

日本のプロ野球

日本のプロ野球は、セントラル・リーグ(セ・リーグ)とパシフィック・リーグ(パ・リーグ)の2つに分かれています。さらに、セミプロの四国アイランドリーグや東北ベースボールアカデミーリーグもあります。。
プロ野球の球団は、セ・リーグでは、読売ジャイアンツ、中日ドラゴンズ、広島東洋カープ、東京ヤクルトスワローズ、阪神タイガース、横浜ベイスターズの6球団があります。。
プロ野球の球団は、パ・リーグでは、北海道日本ハムファイターズ、東北楽天ゴールデンイーグルス、西武ライオンズ、千葉ロッテマリーンズ、オリックス・バファローズ、福岡ソフトバンクホークスの6球団になります。
よく、人気のセ・リーグ、実力のパ・リーグと言われます。2004年には政界・経済界・労働界まで巻き込んだプロ野球再編問題で大荒れして、日本プロ野球史上初のストライキが実施されたのは、記憶に新しいところです。

野球のルール

野球のルールでは選手は1チーム9人で構成されます。そこからナインと言われています。2チームで1つの試合ができます。野球の試合は2チームが攻撃と守備を交互に繰り返し、勝敗を決めます。
攻撃と守備は先攻と後攻に分かれます。先攻が攻撃しているときは「表」、後攻が攻撃しているときは「裏」と呼びます。
野球のルールの基本は、守備の投手が投げたボールを攻撃側の打者(バッター)がバットで打ちます。打者および、1塁、2塁、3塁と先に進んだ選手が、本塁にまで戻ると得点になります。
野球でアウトとは、打者や塁に出た走者(ランナー)がそのプレーを続ける資格を失うことを言います。3回アウトになると先攻と後攻が入れ替わります。
1回の攻撃と守備はイニングと呼ばれ、9イニングで終了となり、得点の多いチームの勝ちとなります。

野球のルールの始まり

現在の形の野球のルールが作られたのは、1845年のアメリカに始まるといわれています。
当時消防士であったアレキサンダー・カートライトが、消防士の運動不足解消の為、タウンボールのルールを、アウト3つで攻守交代とするなど、細かく改良してプレーしたことに由来するそうです。カートライトは、ニッカボッカーズというチームを作りベースボールの普及に勤めました。
1857年に最初の野球ルールブックをヘンリー・チャドウィックが作成しました。チャドウィックは、初のスポーツライターとしても活躍し、カートライトとともに野球の父と言われています。
ちなみに愛媛県松山市の郷土芸能である野球拳のルールは、三味線と太鼓の曲に合わせて歌い踊り、じゃんけんで勝敗を決めるというものです。ですが服は脱ぎません。1チーム3人ずつ出場して、松山城で松山春まつり本家野球拳全国大会が開かれています。

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