相撲
日本の国技と言われているのが「相撲」です。
相撲は2人が土俵の上で押しあったり、突きあったり、組んで技をかけたりして、土俵の外に相手を出すか、相手を倒れさすかを競うスポーツです。
■相撲の歴史
日本の相撲の起源と言われているのが古事記(712年)や日本書紀(720年)の中にある力比べの神話や宿禰(すくね)・蹶速(けはや)の天覧勝負の伝説があるといわれております。
元々相撲というのはその年の作物の収穫を占う祭り(五穀豊穣)の儀式として行われていたと言われています。今のように相撲取りの事を「力士」と呼ぶようになったのは、江戸時代に入ってからといわれており、浪人や力自慢の者が相撲を職業とするようになりました。
全国で勧進相撲が行われるようになり、江戸時代中期には定期的に相撲が興行されるようになりました。
やがて「谷風」「小野川」「雷電」の3大強豪力士が出現し、将軍上覧相撲も行われ相撲の人気が一気に高まり、現在の大相撲の基礎が確立されたと言われています。庶民の間で相撲は歌舞伎と並ぶ娯楽として大いに楽しまれました。
■相撲の基礎知識
初心者のかたの為に相撲の基礎知識をまとめました。
〇番付
相撲には「番付」というものがあります。
・横綱
・大関
・関脇
・小結
・前頭(筆頭~十七枚目)
・十両(筆頭~十四枚目)
・幕下(筆頭~六十枚目)
・三段目(筆頭~百枚目)
・序二段(筆頭~百十二枚目)
・序ノ口(筆頭~二十二枚目)
横綱を筆頭に序の口までそれぞれ番付が決められれており、また番付にはそれぞれ定員があります。
横綱~前頭の「幕内」と呼ばれる番付が42名、十両は28名、幕下120名、三段目が180名となっており、普段我々がテレビで視聴するのはだいたい幕内に入ってからの取組になります。
〇開催場所
大相撲の開催は年6回となっており、内訳は下記となります
・一月場所(初場所/東京場所、両国国技館)
・三月場所(春場所/大阪場所、大阪府立体育館)
・五月場所(夏場所/東京場所、両国国技館)
・七月場所(名古屋場所、愛知県体育館)
・九月場所(秋場所/東京場所、両国国技館)
・十一月場所(九州場所/福岡場所、福岡国際センター)